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ポルシェ911 ドライビングバイブル

P175抜粋

最高速度からフルブレーキングしコーナーに進入することはする間を大変不安定にする。フットブレーキはブレーキペダルを踏むことでディスクぶれーキングに制動力が発生する。タイヤの回転を止める方向に力が働くわけだが、すると地面とタイヤとの間に摩擦力が発生する。するとタイヤの表面に制動力が発生し、結果タイヤの接点中心がずれ、サスペンションやボディを捻る事になる。そのため粗い面と変化が発生し、どうしても不安定になってしまうのだ。
　しかしエンジンブレーキの場合は、ドライブシャフト中心に制動力が発生する。そのためサスペンションへのむだな入力がないため、アライメント変化やボディに対するねじりモーメントは発生しにくい。結果、ボディの安定性が損なわれないということなのである。